2019年7月19日

HPに、立命館大学生存学研究所の長瀬修さんからメールをいただいた。

本当に丁寧に訳してくださった『帰還』によって触発された二つのエッセイです。

 

ご参考までに
 

とのことなので、早速読んでみたら、「1981年の国際障害者年を提案したマンスール・ラシッド・キヒアとその悲劇的な人生」についてのエッセイだった。彼はリビア出身で、「米国の市民権取得まであと4カ月だった」とき、「リビア政府とエジプト政府の工作員によって拉致され、リビア政府側に引き渡された後、リビアに連れ戻され、1994年初頭には殺害された」とのこと。このエッセイでは、キヒアの娘さんのことも書かれていて、『帰還』と重なるところが多い。

 

また、「今、夫キヒアを探し求める母の視点を通して父キヒアに達しようとするドキュメンタリー映画」が製作中で、「リビアの総理大臣経験者、外務大臣経験者、そしてカダフィ政権下でやはり父親が失踪したピューリッツァー賞受賞作家、ヒシャーム・マタール(『帰還』)の出演が決まって」いるとのこと。

 

このエッセイ、目を開かされるところが多く、また、感動的で、すぐに共訳者の野沢佳織さんに送ったところ、すぐに返信がきた。「「カダフィのことも、ひとりの人間としてとらえたい」という言葉に胸を打たれました」。
リビアや『帰還』に関心のない人にもぜひ読んでほしい。


さて、毎月恒例の赧郡果蕕気鵑らのお知らせです。

 

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みなさま

東京はいまだ梅雨のような曇空です。
いつもお世話になりありがとうございます。

 

舞台は5月の定例公演以降なかったのですが(涙)、慶應大やICU国際基督教大、京都造形芸大での授業、義太夫教室など、教える系?の仕事がありました。毎回生徒さん学生さんに応じて工夫しているのですが、なかなか難しいです。でもやりがいがあります。

 

・7月20日(土)13時半 「女流義太夫7月公演」 日本橋亭
「丗三間堂棟由来」平太郎内の段 土佐恵・寛也
5月じょぎ公演とたまたま演目は同じですが、太夫さんも違い、演奏の抜き差しも違うのでまた別の趣があることと思います。演奏前に簡単な解説があります。
https://tsuruzawakanya.com/schedule?month=7&year=2019#schedule1123

 

・7月27日(土)11時 NHKFM「邦楽百番」
「嫗山姥」浄瑠璃:竹本 駒之助、三味線:鶴澤 津賀寿、ツレ:鶴澤 寛也
以前の放送の再放送です。この再放送のそのまた再放送は翌20日(日)早朝 午前5時00分〜5時50分
https://tsuruzawakanya.com/schedule/show/1182

 

・8月3日(日)一日体験教室講師
語り&三味線の一日体験教室。どちらかでも両方でもお気軽に。予約はだいぶ入ってるとのことです。三味線は定員が少ないのでどうぞお早目に。
https://tsuruzawakanya.com/schedule?month=8&year=2019#schedule1167

 

※録音で参加!
7月25日(木)〜8月12日(月・祝) 「薔薇戦争」 シアター風姿花伝
シェイクスピアを上演する劇団「カクシンハン」に、録音で参加。「ヘンリー6世」の一部に三味線をつけます。稽古をきっちり積み重ねていく若くて素晴らしい劇団です。
チケット発売中→http://kakushinhan.org/info/warsoftheroses

 

また色々がんばります。
どうぞお誘いあわせてのご来場をよろしくお願い申し上げます。

鶴澤寛也
http://tsuruzawakanya.com/
Twitter、Facebook、Instagramやってます

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2019年7月16日

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YA作家クラブからのお知らせです!

YAをPRする作家と翻訳家の会「日本YA作家クラブ」のニューズレター第2号が完成しました。


『日本YA作家クラブ ニューズレター』は、  

 

1)子どもや若い人たちがYA書籍にふれる環境を整備できる立場にいる人。具体的には、公共図書館や学校図書館のスタッフ、教育・福祉関係者、書店員や本に関わりのある人。
2)その他、購読を希望する機関と個人。  

 

を対象に、

 

1)YAをPRする作家と翻訳家の会「日本YA作家クラブ」と「YA」という言葉、概念を知ってもらう。
2)会員インタビューなどを掲載したホームページhttp://jya.iinaa.net/ があることを案内する。  

 

ことを目的に作成し、無料配布いたします。

 

公共図書館や学校図書館のスタッフ、教育・福祉関係者、書店員や本に関わりのある人への、「紙版」と「PDFファイル版」の無料配布をしています。

 

紙版かPDFか、担当者名、配布の範囲や目的などをお書きそえの上、メールにてお知らせください。紙版やお送りしたデータは印刷可です。紙版は郵送しますので、受け取りのご住所もお教えください。

 

詳しくは、http://jya.iinaa.net/ を御覧ください。

 

また、個人でお読みになりたい方には、「送料+カンパ付きの個別発送購読登録」をお願いしています。

 

発行後は半年遅れでwebで公開します。創刊号は閲覧専用で公開中。創刊号の印刷用のファイルが必要な方も「日本YA作家クラブ」までご連絡ください。

 

「日本YA作家クラブ」は、YA(ヤングアダルト)作品やYA関連の情報を、書店さんや、司書さんや、先生や、読者の皆さんに、 広く提供することを目的とした、インターネットでのPR活動を中心とする有志の会です。メンバーは、商業ベースの紙媒体で、日本語で、YA作品を発表している、 現役の書き手のみなさんです。2009年1月26日に発足しました。現在の世話人は、金原瑞人先生と作家の梨屋アリエです。

 

新規の会員さんを募集しています。

 

(八月に梨屋のYA新刊が出るのでよろしく!!)

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2019年7月15日

山尾悠子作・中川多理(人形・写真)の『小鳥たち』の出版記念展が7月19日から浅草橋のパラボリカ・ビスで開催されます。小部屋に中川多理の人形がずらりと並んだところは壮観。ぜひいってみてください。あわせて、『小鳥たち』の販売もしています。また、『小鳥たち』特装版もあるそうです。


それから、毎年恒例の「読書探偵作文コンクール2019(第10回)」のご案内を。こちらも、8月11日(日)東京・神保町でイベントを行いますので、ぜひ!

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●「読書探偵作文コンクール2019(第10回)」開催中!
〜外国の物語や絵本を読んで、おもしろさを伝えよう!〜

 募集作品:翻訳書を読んで書いた作文
 対  象:小学生、中学生、高校生
 しめきり:2019年9月25日(水) 当日消印有効
 枚  数:2,000字(原稿用紙5枚)程度まで
 選考委員:プロの翻訳家
      小学生部門 越前敏弥、ないとうふみこ、宮坂宏美
     :中高生部門 金原瑞人、田中亜希子
 賞  品:小学生部門 賞状、図書カード1,000円〜 5,000円分
      中高生部門 賞状、図書カード3,000円〜10,000円分
      (応募者全員に作文へのコメントと粗品をお送りします)
 主  催:読書探偵作文コンクール事務局
 協  力:翻訳ミステリー大賞シンジケート、やまねこ翻訳クラブ

 詳しくは専用サイトをどうぞ!
  小学生部門 http://dokushotantei.seesaa.net/
  中高生部門 https://dokutanchuko.jimdo.com/
 たくさんのご応募、お待ちしています!!

※8月11日(日)東京・神保町でのイベントにもぜひお越しください。
http://dokushotantei.seesaa.net/article/467841789.html
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2019年7月6日

つい先月かなあ、ビリー・アイリッシュがいいよな、とか書いたら(モヒカンから教えてもらったんだけど)、つい先週かなあ、朝日新聞で大きく取り上げられてて、なんだ、もうみんな知ってるんじゃんと思って、残念だった。けど、何度きいても、やっぱりいい。


なにより声が好きなのかもしれない……とか書きつつ、声だけじゃないよなと思うわけで、いったい、どこが、何がいいんだよ……と自分にで突っこみたくなってしまう。

 

基本、器楽だけの曲よりは声が入った曲のほうが好きらしい。ゴスペルも合唱も好きだし。

 

高校生のとき合唱部にいたせいもあるのか、声にはかなり思い入れがある……とか書きつつ、CDを100枚以上持っているのは、ピアソラだったりする。

 

ともあれ、声が好きで、どちらかというと女声のほうが少しだけ点が甘い。それはもう、キャス・パン、リサ・エクダール、ビョークから始まって、ビリー・アイリッシュまで、書き上げればきりがない。ただ、不思議なのは、じゃあ、日本で好きな女性歌手はと考えると、案外いないことだ。

 

古くは渡部はま子、李香蘭、淡谷のり子からチャラ、椎名林檎あたりまではきいてるものの、一時でもはまって、CDが10枚以上あるのは、中島みゆきとユーミンくらい(男性歌手だと桑田佳祐が断トツで、CDは20枚以上あるし、DVDも何枚か、『ひとり紅白歌合戦』は3枚すべてある)。井上陽水もかなりあると思う。

 

そんななか、CDが30枚程度ある女性歌手は、中森明菜だけ。何が好きなのかわからないんだけど、とにかく好きなんだと思う。あれ、ぼくはこの声が好きかも、と思ったのは酒井さんが『歌姫』というアルバムを送ってきてくれたときで、それ以来、ときどきCDを買ってきいている。

 

なんで、こんなことを書いているのかというと、一度、つかこうへいが「だれか使ってみたい女優さんがいますか」という質問に「中森明菜」と答えていたのがとても印象的だったからだ。「あのままじゃ、もったいない!」というふうなことをいっていたのをよく覚えている。

 

なんで、こんなことを書いているのかというと、(あれ、どこにいったんだろう。切り抜いて持って帰ったはずなのに、ない)、えっと、ある文芸新聞みたいなものに、中条省平さんが、つかこうへいの『熱海殺人事件』で、カミュの『異邦人』の科白が昔はうまく使われていたのに、その後、使われなくなった、その理由は、つかこうへいにいわせると、もう、『異邦人』、若い人たちは知らないかららしい、じゃあ、おれが訳し直すか、と書いてらっしゃって、とてもうれしかったからだ。

 

ということが書きたかったのだった。
枕が長くてすいません。

中条省平訳の『異邦人』、読みたい!


2019年7月3日

大学の創作表現論という授業で、毎週、レポートを提出してもらっている。『オイディプス王』『デカメロン』『マクベス』などから『嵐が丘』『チャタレイ夫人の恋人』『異邦人』まで、いわゆる古典を読んで……という課題が12くらいと、そのときそのときの授業の内容に関係したテーマで……という課題が12くらい。後者だと、「戦後、日本語が廃止になって英語が公用語になっていたら」とか「志の輔の『ハンドタオル』という落語をモチーフにして何か」とか「オルフェウスとエウリュディケのエピソードをモチーフにして何でも」とか、まあ、それこそ色々。

 

それで、先月、「ダンテの『神曲』の「地獄編」を読んで何か書きなさい」という課題で、ある学生が提出したレポートが思い切り「?」だった。いったいなんなんだ、これは、と思って、次の週、授業にいってみたら、その学生が、「すいません。芥川龍之介の「地獄変」と間違えました」。

 

古典のレポートの課題はちゃんとプリントで最初に配ってあるはずなんだけど、あまりに楽しい勘違いだったので許してしまった。

そういえば、今日のゼミの時間にうちのゼミ長が、課題になっていた幸田露伴の短編のタイトルが、何度読んでも、「紀貫之」なんですよねといっていた。ううん、そうかあ。確かになあと思った。タイトルは「突貫紀行」。

 

というふうな感じで、今年も普通に大学の授業やってます。


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