2019年6月24日

今日、というか、昨日(23日)の午後、ブレイディみかこさんと対談。

新潮社から出た『ぼくはイエローで、ホワイトで、ちょっとブルー』をめぐって。

ここ数年のうちで久々の、もろど真ん中のYA。

 

英国ブライトンに住んでいる息子が中学校に入った。それも、元最底辺中学校。その前は、地区で最優良のカトリック小学校。

 

中学校の廊下の壁には、ジ・アニマルズ、ザ・フー、ロニー・ドネガン、ツェッペリンからセックス・ピストルズまで、ブリティッシュ・ロックの名盤のレコードジャケットが貼りつけてある。

 

クリスマスのコンサートでは、眉毛のない爬虫類みたいな容貌のコワモテの少年(貧しい公営団地に住むラッパー)がめちゃくちゃ危ないラップをやり、最後はザ・スミスの「万国の万引きたちよ、団結せよ」で締めくくる。学校のみんなだけでなく、教員も、校長先生も大拍手!

 

この中学校、白人の占める割合が大きい。この本にはこう書かれている。 「人種の多様性があるのは優秀でリッチな学校。元底辺中学校のようなところは見渡す限り白人英国人だらけだ」

 

ロンドンあたりでは様子がまた違うそうだが、ブライトンあたりではこうらしい。

 

その他、貧しい人々同士のボランティア活動のことや、中学校での様々な授業のこととか、知らないことばかりで、それもすべて、おもしろい。

 

絶対にお勧めの1冊。


2019年6月17日

『グッド・オーメンズ』、TVドラマをみた感想が、共訳者の石田さんから届いたので、ご紹介。

 

Amazon Prime Videoの『グッドオーメンズ』見ました! エピソード1〜6までで完結です。1エピソード54分だから、ふつうだったら1冊の本の再現にしては十分すぎるくらいの長さと思うんだけど、もともと複雑な内容なので、正直、原作を読んでいない人は理解できないのでは、という気がしました。でも、だいたい原作に忠実に創られているので、本を読んでる人なら、あのシーンだ、このシーンだという感じで楽しめると思います。いっぽうで原作にないシーンもいろいろあって、とくに天使のアジラフェールと悪魔のクロウリーの交友の歴史を描いた部分と、ふたりがそれぞれの陣営から裏切り行為で断罪されるシーンは原作にはまったくないもの。原作ではハルマゲドンを食い止めようとするアジラフェールとクロウリーの話と、アグネス・ナッターという17世紀の魔女の予言書の話が二本柱になっているんですが、ドラマではどっちかとうとアジラフェールとクロウリーの話、それもふたりの友情に焦点を合わせた内容になっていて、原作にないシーンもそれに合わせて作ったような感じです。 各登場人物を演じる俳優はだいたい原作のイメージどおりで、とくに主役のふたりはよかった。小太りで上品でなよなよしたアジラフェールと、下っ端のちんぴら悪魔クロウリーの感じがよく出ていた(アジラフェールは原作より食いしん坊でかわいいし、クロウリーは体を揺らしてちんぴら歩きする)。ちょっとどうかなと思ったのはベルゼブブ。ちょい役ながら、サタンに次ぐ堕天使、蠅の王だから、迫力ある感じだと思うのだけど、小柄な女の人が演じてて(顔のまわりにハエが飛んでたけど)、最初はいったいだれかよくわからなかった。このベルゼブブが出てくる地獄のシーンと大天使ガブリエルが出てくる天国のシーンも原作になかったもので、地獄へは下りのエレベーターで、天国へは上りのエレベーターでいくという感じになってて、それはおもしろかった。 海外ドラマではよくオープニングに凝ったものがあって、ゲーム・オブ・スローンズのオープニングなんかすごかったけど、グッドオーメンズのオープニングのアニメーションもなかなかよいです(ニール・ゲイマンが描いたのかな?)。いろんな登場人物が行列になって歩いていって、最初はこの行列は何だろうと思ってたんですが、一番最後に崖に到達するところまで見て、あ、そういうことかと気づいた(というのは私の勝手な解釈かもしれないので、どういうことかは書きません)。


2019年6月13日

スウェーデンのミステリなどを翻訳している久山葉子さんからのお知らせです。

 

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7月8日にスウェーデン大使館で「北欧文学サロン」開きます

 

日時:2019年7月8日(月)17:30〜20:30(17:00開場/17:30開会)

会場:スウェーデン大使館 第一部(18:00〜18:45) A か B を選びます。

【セミナーA】スウェーデン・ミステリフェスティバル特別コラボ企画

【セミナーB】映画・絵本に見る北欧社会と難民  第二部(19:05〜20:05) C か D を選びます。

【セミナーC】北欧の性教育・フェミニズム 【セミナーD】『あるノルウェーの大工の日記』公開読書会

 

詳細は https://note.mu/nordiclanguages/n/ncf249a13ae13

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2019年6月12日

こないだのゼミ合宿で、日本の就職事情について、学生からいろいろきいたので、角谷くんにアメリカの事情をきいてみたので、そのやりとりを。

 

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角谷くんへ

 

ちょっと教えてください。 日本ではいまでも就職に際して、エントリーはメールで送るけど、履歴書は手書きで送るようになっているところが多いらしい。 ただ、大学の非常勤講師の人や、専任教員の公募にくる履歴書はほぼ99%、プリントアウト。 アメリカの場合、就職活動はどんな形で行われているか簡単に教えてください。まあ、新卒採用なんて制度はないだろうけど。直接の面接なしなんてこともあるとか、たまにきくし。 時間のあるときに、ぜひ。

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確かに新卒採用、ってのはないですね。在学中からインターンやって、卒業すると、その経験があるよ、と就職活動するってパターンが多いかも。不思議なことに、インターンやってた会社に就職ってのはあまり聞かない。

 

エントリーはメール。もしくはウェブサイトから。履歴書はタイプしたもののファイルを添付。その「書類審査」をパスすると、それから面接、って流れが一般的かと。面接も、たまにSkypeのビデオチャットとかでやるのは聞いたことがあります。

 

少し前に、日本ではまだ履歴書が手書きと何かで読んで驚きました。市販の履歴書には相変わらず「生年月日」「尊敬する人」「趣味」を書く欄があるのでしょうか?こっちでは、俳優さんとかは別ですけど、写真も送りません。送ってください、と会社が言うのもなしです。

 

年齢も聞いてはいけません。その職種や就労時間によって定められている年齢に達しているか確認するために、何歳以上ですか?と聞くのはあり。

 

例えば、レストランでビールを売っていれば、サーバーさんは21歳以上でないとダメ。なので「21歳以上ですか?」と聞くのはオッケー。でも、「何歳ですか?」はダメ。これは俳優さんでも一緒。昔、僕がADをしていた時、監督がオーディションで「何歳?」と聞くのを必死で止めた記憶がある。

 

住所も聞きません。住んでいる地域で、人種とか低所得者であるかとかが分かってしまいそうだから。また、どっから見ても外国人の僕相手でも、この時点で就労許可があるのかどうかを聞くのも違法です。(カリフォルニア州は、雇用者がかなり法で守られている。)どうせ後で聞くのだから、先に聞いて資格がない人なら面接まで進めない方が、お互いの時間を無駄にしない気がするのだけれど。

 

ちなみに、僕の場合。

 

FUSD (Fremont Unified School District) で働いているわけですが、FUSD を含め、色んな学校関係の仕事ばかりをポストしているサイトがあります。そこでアカウントを作成。履歴書のファイルやら、学歴とかを自分のアカウントに入れておきます。

 

興味のある仕事を見かけると、そのサイトからエントリー。履歴書のPDFファイルだけではなく、2通の推薦状(のPDFファイル)、大学の卒業証書をスキャンしたやつを一緒に送り、それで書類審査。

 

それから、FUSDのオフィスまで行って、筆記試験。コンピューターで四択なので、正確には「筆記」ではありませんが。その正解率75%(?)以上で面接。面接に受かって、やっとFUSDのライブラリアンになる資格ゲット。

 

ライブラリアンのポジションに空きが出ると、筆記と面接の合計点で上位から順にFUSDから電話がかかってきて、空きの出た学校に面接に行くように言われます。その面接に受かって晴れてライブラリアンとなれました。(もっとも、新規採用の場合は6ヶ月のprobation期間がありますが。)

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2019年6月7日

モヒカンからメールがきて、なんでフェミニストを「変態」と勘違いしたかについての言い訳が書いてあった。

 

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そうだ、フェミニスト、あれ銀魂っていう漫画のせいだからね。変態のキャラが言ってたんだよ「ロリコンじゃないフェミニストです」って。それ信じてただけだから。同世代はみんなそうだと思う。

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同世代の人たち、ほんとにそう思ってるのかなあ。 というわけで、ぼくは今夜からゼミ合宿。


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