2019年10月7日

午後、劇団印象の『瘋癲老人日記』を観に、下北沢へ。

 

アフタトークを頼まれていったのだが、こんな小説をどうやって芝居にするんだろうと不思議だったのだが、じつにうまく芝居にしていて、ちょっとびっくりした。颯子を5人が演じるという仕掛けも効果的で、主人公の老人の妄想をうまく反映する形で動いていた。

 

そもそも、こんな小説をなんで芝居に? というところからトークは始まった、鈴木アツトさんとの話も楽しかった。

 

そのあと、芝居にきていた卒ゼミ生4人と下北駅前の神奈川の地酒スペースで軽く飲んで、4人は置いて先に帰って、仕事。

 

じつは3日、親戚関係のことで急遽、岡山に帰って、4日は神戸泊。昨日、灘校で講演と翻訳のワークショップをしてもどってきたところ。この年になると、いろいろあるらしい。

 

そういえば、年に何度か注文する、君津市の森酒造に先週から電話をしていたのだが、台風の影響で通じなかった。やっと通じて、ここの「蔵出し原酒」を注文。酒蔵は幸い、ほとんど被害はないとのこと。よかった。 このところ、ほかのお酒を1合飲んで、あとの1合はこの「蔵出し原酒」を飲むようになってきた。

 

 

さて、赧郡果蕕気鵑らのお知らせ。

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みなさま 10月とは思えない日差しの毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。 おかげさまで、女流義太夫9月公演は満員御礼、初役もなんとかつとめることができました。ありがとうございました。

 

今月の予定

 

・10月5日(土)13時、17時/ 10月6日(日)11時、15時 「石川さゆりコンサートin南座 」 京都南座 一昨年の45周年リサイタルで演奏した「石川さゆり誕生奇譚」の再演&ほか数曲参加します♪
https://tsuruzawakanya.com/schedule#schedule1202

 

・10月12日(土)14時 「第4回 女性による伝統芸能の伝承「乙女文楽」」国立小劇場
※おかげさまでチケット完売、当日券は出ないそうです。

 

 ・10月19日(土)12時、16時半「乙女文楽」人形町よし梅芳町亭 「傾城阿波の鳴門」順礼歌 越孝・寛也 ※16時半の部は完売、12時の部のみ少々残席あり 鑑賞のみと、お食事付きがあります。とても素敵なお座敷でのパフォーマンスです。お食事も美味しく、解説や人形体験、写真撮影など盛りだくさん。
https://tsuruzawakanya.com/schedule#schedule1187

 

・10月20日(日)13時半「女流義太夫10月公演」日本橋亭 「生写朝顔話」宿屋から大井川 越孝・寛也 サブタイトルは「スポーツ競技と義太夫2」。私は「走る」を担当します。
https://tsuruzawakanya.com/schedule?month=10&year=2019#schedule1126

 

・11月は 10日(日)14時ー歌舞伎と文楽inOKAZAKIおもしろ話 (葛西聖司・越孝・寛也)
※愛知県岡崎市民会館 20日(水)19時ー女流義太夫11月公演(越若・寛也) 27日(水)14時 第3回 女流義太夫と上方舞(越孝・寛也・山村若静紀) などに出演します。絶賛ご予約受付中!詳細はこちらよりご覧下さいませ。
https://tsuruzawakanya.com/schedule?month=11&year=2019

 

たくさんのお運びをお待ち申し上げます。 どうぞよろしくお願いします。

 

鶴澤寛也
http://tsuruzawakanya.com/

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2019年9月29日

何冊か本が出たので、ご案内です。

 

ヘザー・モリスの『アウシュヴィッツのタトゥー係』(双葉社)はタイトル通り、アウシュヴィッツに収容される人々にタトゥーをいれていた男の半生を描いた作品。ある意味、特権的な地位にあるため、ほかのユダヤ人よりも待遇はいいのだが、そのぶん、ほかの収容者たちがみないですむ惨状までみることになる。 第二次世界大戦が終わって73年、第一次世界大戦が終わって100年、「世界」は相変わらず「戦争」をしている。とくに21世紀に入ってからは、ある意味、終末的な様相を帯びてきている。だけど、多くの人々は案外と平気だ。おそらく、大戦前夜の世界の人々も案外と平気だったんだろうと思う。 アウシュヴィッツの狂気と悲劇が語り継がれるのは、そういう「案外と平気」な自分たちに不安を持つ人々がまだいるという証拠だろう。そういう人々の気持ちを大切にしたい。

 

『天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティヴでない日々』という天才たちの偉業ではなく日常を綴ったノンフィクションを書いたメイソン・カリーは、この本が「欠陥本」だったことに気づく。取り上げた161人の天才のうち、女性が27人しかいないのだ。大いに反省して、今度は天才的な女性のみを取り上げて『天才たちの日課 女性編 自由な彼女たちの必ずしも自由でない日常』(フィルムアート社)を書いた。男性とちがって、女性に必ずしもやさしくない社会や家庭や男たちのなかで奮闘する女性たちの日常は前作の1.5倍ほどおもしろい。ほとんどの日常にドラマがあるので、たまにドラマのない日常が出てくると、逆にドラマティックに思えるほどだ。 まるで、前作を書く以前から、この「女性編」の企画を考えていたのではないかと思えるほど、よくできている。

 

『BOOKMARK 翻訳者による海外文学ブックガイド』(CCCメディアハウス)。HPでもおなじみの「BOOKMARK」の1号から12号までが単行本になりました! 訳者の方々に書いていただいた紹介文、ほぼ「BOOKMARK」掲載時と同じ方もいらっしゃれば、かなり書き直してくださった方もいらっしゃいます。その他、鼎談などもあり、楽しい海外文学の紹介書になっています。考えてみれば、これまでブックガイドはたくさんあるけど、訳者と装丁家によるブックガイドは案外なかったかも。

 

あわせて、先日お知らせしたように、出版記念のイベントがあります。

 

『翻訳者による海外文学ブックガイド BOOKMARK』(CCCメディアハウス)刊行記念

金原瑞人さん×三辺律子さん×オザワミカさん トーク&サイン会

日時:10月31日(木)19:00〜

場所:丸善・丸の内本店 3F日経セミナールーム 定員100名様 要整理券(電話予約可)

詳細はこちらを。

 

それから、「BOOKMARK」15号の記念イベントもあります。15号は「Be Short」、短編集の特集です。

 

今回は、まだまだ日本で紹介される機会の少ないタイ文学『観光』(ラッタウット・ラープチャルーンサップ ハヤカワepi文庫)を訳された古屋美登里さん、そして、発売から一週間で重版になった話題書『掃除婦のための手引き書』(ルシアン・ベルリン 講談社)の訳者岸本佐知子さんをお迎えして、短編の魅力を中心に、海外文学の面白さや翻訳にまつわる秘話などを語っていただこうと思います。

 

「BOOKMARK」15号刊行記念

古屋美登里 × 岸本佐知子 × 金原瑞人 × 三辺律子 トークイベント

日程2019年11月24日 (日)

時間14:30〜16:30 開場 14:00〜

料金1,550円(税込)定員110名様会場本店 大教室

詳細はこちらを。


2019年9月21日

芝居のアフタトークに出ます!

 

劇団印象-indian elephant- 第24回公演『瘋癲老人日記』

原作= 谷崎潤一郎

構成・演出= 鈴木アツト 〜強ク、美シイ女ニ、踏マレテ死ニタイ。

〜 [日程]10月2日(水)−10月6日(日) [会場]下北沢・小劇場B1(東京都世田谷区)

[詳細] https://g-inzou.wixsite.com/futen

6日(日)13:00の回終演後、ゲスト:金原瑞人氏とのアフタートークあり。 トークテーマは、 「オリジナルをどうアレンジする?時代に合わせた新翻訳・新解釈とは?」


2019年9月21日

「BOOKMARK」が単行本になりました。10月7日、発売予定です。

出版社は、CCCメディアハウス。「フィガロジャポン」なんかの雑誌を出しているところです。

まさか、本になるなんて、思ってもいなかったので、ちょっと、ぼーっとしてます。

その一方で、原稿料もなく紹介文を書いてくださった訳者の方々には、本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。

あと、巻頭エッセイを書いてくださった方々にも。

それから、舞台裏でしっかり支えてくださった、校正ガールズ(宮坂さん、田中さん、中村さん)、いろんな書店とつなげてくださった酒井さん、全国の公立図書館にこれを送ってくださったライブラリー・アド・サービスの尾山さん、ありがとうございます。これからも、よろしくお願いします。

 

早速、イベントのお知らせです。

 

日時:10月31日(木)19:00〜

場所:丸善・丸の内本店 3F日経セミナールーム

定員100名様 要整理券(電話予約可)

参加方法

○丸善・丸の内本店和書売場各階カウンターにて、対象書籍をご購入でイベント参加ご希望の先着100名様に整理券を配布いたします。

○発売前はご予約にて承り、書籍ご購入時に整理券をお渡しいたします。

○ご予約およびお取り置きいただいた方には、3Fインフォメーションカウンターにて書籍と整理券をお渡し致します。

○整理券がなくなり次第、配布終了といたします。

〇整理券1枚で1名様のみご参加いただけます。

詳細は https://honto.jp/store/news/detail_041000037947.html?shgcd=HB300 を。


2019年9月20日

2019年9月20日 もうずいぶん前からの付き合いの、元中国からの大学院留学生で、いまは主婦のWさんから、台湾映画『熱帯魚』を勧められて、みにいったら、これが面白かった。少し前の作品なのだが、なんともいえない、微妙にずれたユーモアがきっちり映像化されている。いいなあ、台湾映画。新宿K'sシネマ。同じ監督の『ラブ・ゴーゴー』も同じテイスト。 まだどこかでやってたら、ぜひ!

 

あと、昨日の朝日新聞に劇評が載っていた、阿佐ヶ谷スパイダースの『桜姫』、こないだ観にいったんだけど、最高に面白かった。劇というのは、こうあってほしいという見本みたいな作品。去年の『はたらくおとこたち』なんかにもつながる面白さ。主演の藤間爽子もいいけど、脇を固める男性陣も素晴らしい。藤間爽子、そういえば、野田の『半神』に出てたんだった。やっぱり、芝居はいいなと思う。

 

さて、モヒカン少女とのやりとりを。

 

モヒカン

ジョン万次郎殺人事件は解決した?? こっちは、熱出て死んでた。 たぶん知恵熱。 今日の朝には復活してて、面白そうな本のツイート見かけたけど、本屋行くの辛いなって思ってるうちに本のタイトル忘れた。すごく面白そうだった。

 

金原

とkろで(ママ)、その面白そうな本、ちゃんと調べて教えてほしい。

 

モヒカン

ちゃんと調べれたら買って送ってくれたりする? 立ち読みしに行く体力がない。

 

金原

ちゃんと調べろよ。手元にあったら、送るから。

 

モヒカン

血、紅茶、入れ歯、抜歯、リプトン、ティーパック、おじいちゃん、孫、で検索したけど全く出てこない。 あと、盗み、と、なくなって欲しくない物、でも検索した。 これなんの本?

 

金原

https://www.amazon.co.jp/%E6%8E%83%E9%99%A4%E5%A9%A6%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E6%89%8B%E5%BC%95%E3%81%8D%E6%9B%B8-%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%B3%E4%BD%9C%E5%93%81%E9%9B%86-%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%83%B3/dp/4065119294/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=%E6%8E%83%E9%99%A4%E5%A9%A6%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E6%89%8B%E5%BC%95%E3%81%8D%E6%9B%B8&qid=1567916100&s=books&sr=1-1

 

モヒカン

たぶんこれ。 なにで検索したら出た? てか、よく見つけたね。諦めてた。

 

金原

いや、読んでるから。

 

モヒカン

なんだ。尊敬して損した。 その本面白かった?

 

金原

おもしろいよ。 読む? だけど、ツイッターではどんなふうに評判になってる?

 

モヒカン

うーん、ツイッターじゃ、強く推してる人がいるなぁって印象。抜歯手伝う話が面白かったって言ってる人がいた。 おもしろいなら読む。

 

金原

じゃ、送ろうか?

 

モヒカン

うん、送って。 体調悪くて死んでるけど。


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