2020年9月10日

 この「おかきミックス」についての解説はそのうちまた。

 昨日の写真は「トリュフ ミックスナッツ」。これがまた、日本酒の肴にいい。
  こういうことを書くと、金原は本物のトリュフを食べたことがないから、あんなものを酒のつまみにして満足しているんだろうといわれそうだが、じつは、その通りで、トリュフなんて、きちんと正式に食べたことはない。せいぜい、トリュフ塩、トリュフバター、トリュフオイル程度で、じつは、白トリュフと黒トリュフの香りの差さえわからない。ごくたまに、料理屋さんで、最後にトリュフご飯が出たりして、おいしいなとは思うものの、味だけでは、そのトリュフが白いのか黒いのか灰色なのか、わからない。やっぱり松茸ご飯だよなと思ってしまう。
 じつは、松茸にはうるさい……というのも嘘だが、小学校の頃までは毎年、たらふく食べていた。というのは、親戚が松茸山を持っていたからだ。岡山市内から車で1時間ほどいったところだった。親戚のうちまでいって、山を登って、ある地点までいくと、みんなで松茸さがしを始める。おじさんなんかはプロで、すぐに見つけるのだが、子どもには、いや、大人にでも、なかなか見つからない。まあ、いいのだ。すぐにバケツに5杯、6杯分くらい取れるのだから。
 そして昼ご飯になると、そこらへんの薪を拾ってきてどんどん燃やして、熾火になった頃、新聞紙を濡らして(和紙なんかは使わない)、松茸を包んで火に放りこんで、蒸し焼きにして、細く裂いて、醤油で食べる。もちろん手づかみだ。
 それに飽きてくると、大きい鍋を火にかけて、また薪を足して、すき焼きをする。牛肉と松茸と葱だけ。あとは、ご飯。大人は酒。
 じつに豪華な昼食……なのだが、災難は子どもたちだ。松茸って、子どもにとって、それほどおいしいものではない。ぼくも、その頃は、どうでもいい食材だった。しかし、もっと災難だったのは、松茸山を持っている親戚の子どもたちだ。
 なにしろ、収穫期になると、毎日、松茸なのだ。それがつらい。学校からもどってきて、松茸を焼くにおいがしてくると、あたりを走って、お腹をすかせてからうちに帰らないと、夕飯が食べられないといっていた。松茸の時期が終わっても、その苦行は続く。余った松茸を焼いて、酢漬けにした漬物が待っているのだ。
 というわけで、季節になるとヨーロッパを車で回って、あちこちでトリュフを食べ歩く日本人の話をきいたりしても、ちっともうらやましいとは思わない。どうせ、現地では、みんなたらふく食べて、子どもは無理やり食べさせられたりしているのだ。
 じゃあ、松茸は食べたくないのかといわれると、やっと、その味がわかってきたようで、おいしいものなら食べたい。
 まだ母親が健在だったときは、岡山県庁の農林水産課みたいなところに知り合いがいて、よく送ってきてくれていた。しかしその母親もいなくなり、最近、岡山からの松茸はまったく届かなくなってしまった。
 というわけで、そろそろ、松茸風味のミックスナッツ、松茸風味のポテトチップスが出てくる頃ではないかと期待している、今日この頃である。



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