2020年9月9日

 昨日に引き続き、今日の酒の肴はミックスナッツ。この話はそのうちするとして、とりあえず。

 気がつくと、9月9日、菊の節句、重陽。五節句の最後。
 なぜか、奇数が重なるのをよしとする中国の思想からきているらしい。
 3月3日、5月5日、7月7日、そして9月9日。
 じゃあ、最初は1月1日かというと、そうでもないらしい。このへんが面倒。興味のある方は調べてみてほしい。
 昨日は、うちでポテトを素揚げして食べていたという話を書いた。
 今日はその続き。
 金原家は揚げ物が好きだった。基本は天ぷらとフライ。ほかに何かあるのか、というと、もちろんある。のだが、それはそのうち。
 岡山なので、天ぷらのネタは、海老、イカ、レンコン、ゴボウ、サツマイモ。キス、穴子などというおしゃれなものはなかった。
天ぷらのときは、もちろん母親が揚げて持ってくるのを、ほかの家族が天つゆの入った椀を前に待ち構えているのだが、後半、いつもは亭主関白な父親が妙に義侠心を発揮して、母親と交代する。「やっぱり、天ぷらは揚げたてがうまいからのお」というのが父親の口癖。
 フライはトンカツ、たまにコロッケがあったのだが、おそらく最も需要が高かったのはカキフライ。
 とくに正月のお節料理のプラスαとして大いに活用していた。年末、ブリキの缶に入ったカキがどんとやってくる。大きなテーブルに新聞紙を広げて、その上に、カキを一面に並べて、ぷっくりした部分を包丁の先でつついて(揚げるときに油がはねないように、そのあと、小麦粉、卵、小麦粉、卵、パン粉をまぶして冷凍する。おそらく、200個以上300個以下くらいの冷凍カキフライができあがる。それを、1月の2日、3日にやってくるお客さんに出す。そうそう、うちは印刷屋をやっていて、その頃は従業員の人や、お得意さんや、両親の知り合いが次々にやってきたのだ。
 お節料理に飽きた人にとって、揚げたてのカキフライはおいしいのだと思う。わが家ではソースは出さなかった。塩コショウか、天つゆなのだ。とくに天つゆが人気があった。ちょっと濃いめの天つゆにたっぷり大根おろしを入れて、揚げたてのカキフライをじゅーっとつけて食べると、じつにうまい。上に七味。
 カキフライをタルタルソースやウスターソースで食べるという悪習は早々にやめたほうがいいと思うのだが、どうだろう。

 

 



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