2020年8月6日
コロナウイルスとよく比較される、約100年前のスペイン風邪についてしっかり書かれた本はあまりない。
『日本を襲ったスペイン・インフルエンザ』は一般書で、詳細なデータをていねいに紹介しながらうまくまとまっている。
『感染爆発』のほうは児童書で、金の星社から2005年に出版されていたのだが、長らく絶版だった。それが、7月に復刊になった(品切れ増刷の予定なしだったものが、増刷されたというべきかも)。これはぼくの大好きな本で、とにかく(こんなことを書くと不謹慎だといわれるかもしれないけど)面白いのだ! 初版が出たとき、書評も書いたし、『12歳からの読書案内 海外作品』(すばる舎)でも取り上げている。必読!
その紹介文を紹介。