2020年6月29日

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 noteというウェブサイトに作った「大学生が書いてみた」というタイトルの、ぼくのアカウントにとべます。

 

 毎年、火曜日の2限に「創作表現論」という授業を担当しています。

 明治時代、ヨーロッパの小説が輸入され、それに触発されて、日本でも「小説を書こう」という気運が高まり、言文一致運動なども起こって……という話から始まって、そのうち古代ギリシア、中世、ルネサンス、近代、現代と西洋文芸史をたどっていくのですが、毎回、課題が出ます。春学期は通常、14回。そのうち偶数回は欧米の古典を読んでそれにからめて、奇数回はそのときの講義の内容にからめて、なんでもいいから作品を書く。詩でも小説でも、エッセイでも日記でも、感想文でも批評でも、なんでもOK。1200字以上という条件つきです。ただし、それぞれの課題の添削はしません。というか、30人も40人もいたら、とてもできません。例年、課題はもらいっぱなしで、読んで点をつけて、最後に合計して成績をつけます。

 ところが今年はコロナの影響で、普通の授業ができず、講義の内容をまとめて文章で送り、学生がそれを読んで、毎回、課題を送るという形でやっています。いつもなら授業も5回目くらいになると、1/4くらいの学生が脱落して、そのあともさらにぽろぽろと欠けていくのですが、オンライン授業だと減らない! なので、毎回、40編以上の課題を読んでいます。1200字以上という条件なので、たまにその10倍くらい書いてくる学生もいて、よく1週間でこんなに書けるなあと驚くこともあります。今年は授業の開始が遅れたので、課題は12回。ざっと計算してみたら、合計500編くらいになりそうです。

 何がいいたいかというと、しんどくて大変……ということではなく、しんどいけど、面白いということです。じつは、例年、学生の課題を読むと、ときどき、いい作品にぶつかるのです。ところが今年度は、オンライン授業のせいもあるのか、ことのほか、優秀な作品が多いのです。2回目か3回目の課題に目を通していたとき、ふと、気に入った作品を集めて、興味のある人に読んでもらえるといいかもと思いました。  読解力が乏しい、読書量が少ない、ろくな本を読んでいない、文章がまったく書けない、想像力が貧困……などといわれている若者が、どんなものを書いているのか、これを読んでもらうとよくわかると思います。

 これは序文にも書いたのですが、ぼくの大学時代とくらべると、彼らのほうがずっとおもしろいものを書いています。

 まず、12回のうち1回目から6回目までの作品をアップしました。ぼくのコメントつきです。春学期が終わったら、7回目から12回目までの作品をアップする予定です。



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