2020年2月13日

 昨日、『エクストリーム・ジョブ』にテッド・チャンが出てくると書いたんだけど、まさか、本気にしていった人はいませんよね。いや、もちろん、出てくるんだけど、あのSF作家のテッド・チャンではありません。万が一、それが目当てで観にいった人がいたら、すいません。謝ります。
 ある方から『ラストレター』の鑑賞券をいただいて、調べてみたら隣駅の映画館で上映していたので、今日、いってきたところ。下手をするとべたべたになってしまいそうな話を、この監督が撮ると、じつにスマートに仕上がってしまうのが不思議だ。それも、手紙手紙手紙が行き交う。映画だというのに重要なコミュニケーション手段が手紙なのだ。映画の文法に反するのではないかと思ってしまう。
 じつは、大学の創作表現論の授業で必ず一度は出す課題がある。それはリチャードソンの『パミラ』、ラクロの『危険な関係』、ゲーテの『若きウェルテルの悩み』、ドストエフスキーの『貧しき人々』、樋口一葉の『通俗書簡文』なんかの話をして、そのあと、余裕があれば枝雀の『代書屋』をみせて……という、まあ、書簡体小説の話を延々としたあと、なぜ、書簡体小説がすたれたかという話をして、一時、メール小説が流行ったという話をして。いまは手紙みんな書かなくなったよねという話をしたあとに出す課題。

 
書簡体小説を書いてきなさい! ただし、設定は現代の日本。


 『ラストレター』はまさにその課題を見事に作品にしてくれていて、ほれぼれしてしまったのだった。
 ふと思い出したのだが、娘を初めて連れていった映画は『PICNIC』と『FRIED DRAGON FISH』の2本立てだった。東急本店の向かいのビルの何階かの映画館で、ほぼ満員だった。
 というわけで、CHARAのベストアルバムをききながら、仕事してます。
  



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