2019年3月26日

2019年3月26日
25日の夕方、江國香織さんと対談。江國香織さんの新刊『彼女たちの場合は』をめぐって。14歳と17歳の女の子がアメリカを旅するという、江國さん初めてのロードノヴェル。すごく面白いので、たずねることはたくさんあって、時間が足りないくらいだった。ただ、気になったのはそのなかでヒッチハイクをするところがいくつかあって、いまのアメリカでそんなことができるのか、ということ。
そこで、いつもの角谷くんにきてみたところ、こんな返事がきた。


意外なことに、今でもヒッチハイクでアメリカ横断は可能です。ただし、やっぱり、州によっては禁止されているところもあります。また、多くの州では、高速道路でのヒッチハイクは禁止されています。高速道路ではアカンけど高速の入り口ではいいよ、って州もあれば、高速の入り口はおろか普通の車道でもダメ、やりたいならショッピングモールの駐車場とかでなら構へんよ、って州もあります。ただ、どの州がどこまで禁止しとうのかは、ちょっと分かりませんでした。カリフォルニアは最後の「車道上でなければオッケー」みたいです。
実は僕もヒッチハイクを試みたことがあります。残念ながら誰も乗せてくれませんでしたが。1997年9月30日、インディアナ州マリオン。僕の憧れるジェイムズ・ディーンの命日にお墓参りをしたくて、インディアナポリスから早朝のグレイハウンドバスで、彼の生まれた町、マリオンまで行きました。マリオンのガソリンスタンドに降ろされた僕。お墓があるのは、彼がおじさん夫婦の元で育ったフェアマウントって町。そこまで公共交通機関がなかったので、ガソリンスタンドの客にお願いしました。結局、断られ続け、ガソリンスタンドの人にタクシーを呼んでもらいました。タクシーで墓地まで行き「お墓参りが終わるまで待っててやるよ」と言ってくれた運転手さん。でも、「この道をまっすぐこっちに歩いていけばフェアマウントのダウンタウンだよ。1マイルくらいだな」と教えてくれたので、お断りしました。で、お墓参りを終え、その道を歩いているとCal Deanさんの墓石が。ジェイムズ・ディーンもこの墓石の前で写真を撮っていて「今度、映画で僕が演じる役の名前がCal(エデンの東)なんだ」と言っていたそうです。しばらく歩くと、ダウンタウンの方から走ってきた車が止まり「ダウンタウンに行くのかい?」「そうやで」「乗せてやろうか?」(え?あんた、逆方向やん。)「いいよ、ありがとう。この道、感じがいいから歩きたいし」「君、日本人?」「そう」「俺のワイフ、日本人なんだぜ」(なんだ、こいつ、やっぱり胡散臭いな。)「そうなんや」すると、車の後部座席からアジア系の女の人がひょっこり顔を出して日本語で「こんにちは」「えぇ?あ、はい、こんにちは」それで結局、彼らに乗せてもらい、逆ヒッチハイク。フェアマウントまで来た理由を話すと、色々案内してくれて、ジェイムズ・ディーンのファンの人が自宅の地下を改装して作ったようなジェイムズ・ディーン博物館(どこでどうやって手に入れたのか、彼の髪束なんかあった。)、ジェイムズ・ディーンの子供時代を知るおじいさんが思い出を語っていた教会でのセレモニー(ちょうどジェイムズ・ディーンの切手が発行されたばかりで、司会の女性が「ほら、私宛の手紙にはみんなこの切手が貼られているのよ」と言って、何故か会場は大爆笑。)、彼が育ったおじさん夫婦の家(当時、彼の従兄弟がまだ住んでいた。彼らが子供の頃に家の前で撮った写真に写っているのと全然変わっていなかった!)にも連れて行ってくれました。インディアナポリスのホテルまで送ってくれただけでなく、夕飯も一緒に食べ(インディアナポリスの閉店寸前の食べ放題のまずい中華料理屋)、マリオンからインディアナポリスまでの帰りのグレイハウンドバスのチケットも電話でキャンセルしてくれて、手数料は取られたけど返金手続きしてくれたし。


というわけで、できるみたいです。それにしても、車道でなければOKってなんで、と思ってしまう。



calendar

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< July 2019 >>

selected entries

archives

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM