2017/11/18(土)

今日は江戸川区の葛西図書館で講演だった。内容は、文字や本や印刷や図書館の話と、図書館の子ども室、ヤングアダルトコーナーの話。中学生くらいの男の子も数人きてくれていて、こんな内容でだいじょうぶかなと不安だったけど、1時間半、寝ることもなくちゃんと最後まできいてくれた。ちょっとうれしかった。


じつはここ2回ほど、新刊の『わたしの名前は本』を取りこみながら話してみて、これだといろんな方向に話題を広げることができることに気づいた。

 

そういえば、来週、東久留米の図書館で講演をします。

 

【東部 11/26】翻訳家 金原先生の読書案内 〜12歳から大人まで〜
翻訳家の金原瑞人先生をお招きして、海外文学を中心におすすめの本をご紹介いただきます。
【日時】2017年11月26日(日)午後2時から午後3時30分まで
【会場】東部地域センター1階講習室
【講師】金原瑞人氏(翻訳家)
【対象】中学生以上
【参加・材料費等】無料
【定員】50名
【申込方法】電話または東部図書館カウンターにて
【申込開始】2017年10月15日(日)(定員に達し次第締切)
【お問い合わせ】東久留米市立東部図書館 電話:042-470-8022

 

演題には「おすすめの本を紹介します」と書いてあるけど、紹介したい本は『12歳からの読書案内』や『今すぐ読みたい! 10代のためのYAブックガイド150!』や「BOOKMARK」なんかで十分に紹介してあって、それを読んでもらえばいいわけなので、もっと本のことを語りたい、語ります、たぶん、おもしろいと思うのできてください、というお願いでした。

 

最近、話芸というものに興味がわいてきたところ。口調は志ん朝か圓生かというと、圓生のほうかも。

 

今日、ちょっと楽しいことがあったので、その話を。
朝日新聞の「折々のことば」で鷲田清一が、今東光の言葉を紹介していた。


「今日は気分がいいから、教えてあげよう。人生はな、冥途までの暇つぶしや。だから、上等の暇つぶしをせにゃあかんのだ」
これは「週刊プレイボーイ」の元編集長が若い頃、今東光にきいた言葉とのこと。元編集長はその言葉で「生きることが楽になった」という。

 

そして、ついさっき、「週刊金曜日」の11月17日号の立川談志特集を読んでいたら、松本ヒロが山形での落語会にゲスト出演したときのことを書いていた。以下、引用。

 

会場に向かうタクシーの中で師匠が「ヒロ、人生とはなんだ?」と、いきなり質問です。私は「はい、あの、その、分かりません」と、正直に話すと「ヒロ、人生とは死ぬまでの暇つぶしです」と、ピシャリと仰いました。その瞬間、私は「なんだ、人生は暇つぶしなんだ」と急に気が楽になったのです。そして、「どうせ同じ暇つぶしの人生ならば、この談志師匠のように、濃い暇つぶしをして生きて行こう」と霧が晴れたような気持ちになりました。

 

一日のうちに同じ警句に二度出会うというのは珍しい。誰のいった言葉なのかネットを調べてみたけど、よくわからない。
だけど、これはとても有名な言葉で、ぼくなんか小学校の頃から、「正月や冥途の旅の一里塚」といっしょに覚えてて、そんなにいい言葉だとも思わなかった。それが、今日のこの事件である。ええーっ、そんなに感動する? 気が楽なる? と、びっくりしたという次第。


これって、そんなに重みのある、すごい言葉なんだろうか。なんか、そのへんがよくわからない。ぼくなんか、小学校の頃から、そんなもんだよね、人生と思ってたし。

 

ところが、今東光も談志も、いかにも目下の者に教えてやるといわんばかりの言い方だし、いわれたほうも心から感心している。不思議だなあ。

 

ぼくがふたりの立場だったら、少し恥ずかしそうに、「昔からよくいうけど、人生って死ぬまでの暇つぶしじゃん」という感じでいうかも。いや、たぶん、いわないだろう。


しかし、今東光も談志も、この相手はこの言葉に弱いだろうと読んで、この言葉をぶつけたのだとしたら、それはすごい。
などと考えてしまった。

 

昨日、集英社の4賞授賞式があって、うちの卒ゼミ生の山岡ミヤさんがすばる文学賞を受賞した。来年度、ぼくがサバティカルの間、ゼミを担当してくれる平岡敦さんも駆けつけてきてくれた。あとのパーティで、平岡さんなんかと山岡ミヤさんを囲んでちょっと話したとき、平岡さんが「ゼミで、金原さんからもらったアドバイスで印象に残ってるものがある?」ときかれ、ミヤさんがしばらく考えたあげく、「自由に書けばいいよって、いっていただきました」。だけど、それって、全然アドバイスになってない。今度から学生には、「人生は死ぬまでの暇つぶしだからな!」ということにしようと思う。

 


2017/11/3(金)

きたる5日の青山ブックセンターでの「BOOKMARK」9号のイベント。まだ席があります。ぜひ、遊びにきてください。絶対におもしろいと思うので。

 

詳細はこちら

 

それから、赧郡果蕕気鵑らのお知らせを。

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みなさま

早くも11月、霜月に入ってしまいました。
きのうは十三夜のお月さまがきれいでした。
いつもお世話になりありがとうございます。

 

さて今月の私の予定です。
大阪、米原、東京、千葉、といろいろ伺います。
よろしくお願いいたします。
10月もおかげさまで、石川さゆり名古屋公演、井上八千代先生の舞踊、定例公演すしや、和塾講座と大盛況で無事つとめさせていただきました。

 

11月3日 石川さゆり45周年記念リサイタル大阪公演 大阪
http://tsuruzawakanya.com/schedule/show/903

 

11月11日 落語と音曲「地獄八景亡者戯」〜ようこそ林家染二の世界へ〜 米原
http://tsuruzawakanya.com/schedule/show/884

 

11月16日 石川さゆり45周年記念リサイタル東京公演 東京
http://tsuruzawakanya.com/schedule/show/905

 

11月17日、18日 第2回 女性による伝統芸能の継承 伝統芸能を粋に楽しむ 東京
http://tsuruzawakanya.com/schedule/show/891

 

11月25日 古典の日記念 女流義太夫演奏会 千葉
http://tsuruzawakanya.com/schedule/show/929

 

11月30日 戸口純企画コンサート「音の波間で」音楽史家 戸口幸策氏の思い出に東京
http://tsuruzawakanya.com/schedule/show/925

 

どうぞお誘いあわせてのご来場、よろしくお願いいたします。

 

※(一社)義太夫協会のHPがリニューアルしました。
舞台写真やチラシ画像等もふえ、見やすく、使いやすくなりました。どうぞご覧下さい。http://www.gidayu.or.jp/

 

鶴澤寛也
twitter、facebookもやっています。Instagramは数時間で撤退しました!
http://tsuruzawakanya.com/

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2017/10/27(金)

講演とイベントのご案内です。

 

1.海老名市立中央図書館での講演
『金原瑞人氏が語る、海外文学の魅力』
日時:2017年10月29日(日)14:00〜15:30

場所:海老名市立中央図書館1Fイベントスペース

詳細はこちら

「BOOKMARK」の話や、訳してきた本の話が中心になると思います。
残席わずか!

 

2.千葉県市原市での講演
『翻訳家は裏切り者? 〜本のスリル、読書の力〜』
日時:2017年11月3日(金・祝)13:00〜16:30
場所:市原市勤労会館(youホール)

詳細はこちら

13時から16時30分までですが、ぼくがひとりでずっとしゃべるわけではなく、半分は小中学生のビブリオバトル。きっとおもしろいはず。

 

3.墨田区ひきふね図書館での講演
『言葉の翻訳、翻訳の言葉』
日時:2017年11月4日(土) 14:00〜16:00
場所:ひきふね図書館 5階会議室

詳細はこちら

 

スタンダードな翻訳の話を中心に、最近の翻訳について語ります。安心してきける定番の話+ホットな話題。

 

4.青山ブックセンターでのトークイベント

『BOOKMARK09』装幀特集「やっぱり顔が好き」関連イベント
川名潤×オザワミカ
(司会:金原瑞人・三辺律子)

日時:2017年11月5日(日)

場所:青山ブックセンター本店 大教室

詳細はこちら

 

装幀家さんの対談。この機会を逃したら、次はいつになるかまったくわからない。貴重で、かつ、楽しいイベントです。

 

11月1日(水)教文館での新訳をめぐる講演会は、満席になりました。現在、当日配布する資料を作成中。

 


2017/10/24(火)

市原市勤労会館で講演をします。
ご近所のかたはぜひ!

 

『翻訳家は裏切り者? 〜本のスリル、読書の力〜』
日時:2017年11月3日(金・祝)13時〜16時30分
場所:市原市勤労会館(youホール)
定員:300名(無料)

詳細はこちら
 


2017/10/8(日)その2

卒ゼミ生の受賞作品が載っている文芸誌「すばる」を読んで、ついでにやはり文芸誌「文學界」を開いたら、巻頭に載っている詩がすごくおもしろかった。


マーサ・ナカムラの「鯉は船に乗って進む」。

 

雨が降っている
水しぶきが空気を裂く音と、
車のタイヤに巻かれる音を聞いているうちに、
わたしは船に乗って進んでいるような気持ちになった。

 

という最初の1連のあと、いきなり、

 

仏が茶を点てるというので、浅草寺まで見に行った。
雷門の外まで人が溢れている。賽銭箱の前まで回ってみると、
金槌ほどの大きさの仏が、怖い顔の僧侶に守られながら、
両肩いっぱいに力をいれて茶を点てている。
寒い日で、仏は映像を映し出す綿入れを着込んでいた。

 

という展開!

 

以下略。気になる人は、「文學界」を買おう。もちろん「すばる」もいっしょに。
詩集が出てたら、買わなくちゃと思って調べてみたけどまだ出てないらしい。現代詩手帖賞を受賞とのこと。早く、詩集、でないかなあ。


毎月恒例の、赧郡果蕕気鵑らのお知らせです。
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みなさま
猛暑より一転、初冬かと思うような今日この頃です。
おかわりなくお過ごしでしょうか。
いつもお世話になりありがとうございます。

 

◇8月定例公演は席を増やす盛況、9月の奈佐原文楽、奈々福企画「語りものパーステクティブ」、隣町珈琲ライブ、
そして10月7日の石川さゆり45周年記念リサイタル名古屋公演、すべて大入りという有難い日々でした。
おはこびの皆様に心より感謝申し上げます。

 

◇今後の予定
・10月14日(土)13時 大阪 国立文楽劇場 「東西名流舞踊鑑賞会」
第1部しゃべり山姥」ー八千代先生 、駒之助師、津賀寿さんという超豪華舞台でツレ弾きをさせて頂きます。
http://www.ntj.jac.go.jp/schedule/bunraku/2017/1025.html?lan=j
・10月21日(土)13時 お江戸日本橋亭「女流義太夫10月公演」
義経千本桜初演から270年 すしやの段。綾之助師と(中)をつとめます。駒之助師もご出演、解説あります。ご予約大変多いそうです。
http://tsuruzawakanya.com/schedule?month=10&year=2017#schedule825
・10月24日(火)19時 和塾本科お稽古 義太夫三味線のご指導します。会員制(若干名募集中)。
http://tsuruzawakanya.com/schedule?month=10&year=2017#schedule889

 

◇お誘いあわせてのご来場を、どうぞよろしくお願いいたします。
寒暖の差の激しい毎日です、くれぐれもご自愛くださいませ。

 

鶴澤寛也
http://tsuruzawakanya.com/
Facebook、Twitterも「鶴澤寛也」でやっております♪

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