2017/3/22(水)

昨日は、ゼミの追いコンで、新宿へ。
みんな(留年組もふくめ)楽しそうで、なによりだった。
OB、OGもきてくれたし。


卒業生にはまた懇親会で会うことになっているのだが、「パンのシャツで一緒に写真を取りたいです!」といわれて、なんと、3月24日は、これまでと違って、スーツではなく、シャツ姿でいくことになりそう。
パンのシャツ=岡田嘉夫先生、オリジナルデザインのシャツ。これが素晴らしい。

 

一昨日、仕事部屋の冷蔵庫の霜取りをした。

 

この冷蔵庫、60×45僂曚匹両型。冷凍庫はおざなりについてはいるものの、氷やアイスは簡単に溶けてしまう。ただ、日本酒を冷やしておくには、ちょうどいい。仕事部屋の隅にちょこんと座っていて、机の下だから、邪魔にもならないし。1升瓶を3本、4合瓶を5本くらい入れておける。

 

もう20年以上使っていて、まったく故障知らず。
うちのエアコンや大型冷蔵庫に爪の垢を煎じて飲ませたいほどだ。

 

ただ、面倒なのは、年に何回か、霜取りをしてやらなくてはならないこと。
どうするかというと、電気を切って、ドアを開け放っておく。ただ、そのままだと、冷凍庫のまわりについた分厚い霜(氷)が溶けて流れてくるので、床が水浸しになる。1回につき、たっぷり洗面器一杯分くらいは出る。

 

というわけで、油断がならないのだ。

冷蔵庫の冷凍庫(13×15僂らい)のまわりに分厚く固まった霜・氷が溶けると、なかなかの量になる。
まあ、そこまでためずに、早めに霜取りをすればいいんだけど、なかなか。

 

いや、それはいいのだ。今回、何を書きたかったかというと、好きな日本酒のこと。

 

このところ冷蔵庫には、いろんなお酒があって、それこそ、新政もあれば(これはなかなか栓を開けられないでいる)、島根の池月もあれば、その他、様々なのだが、じつは、ほとんど知られていないんだけど、ここ数年ひいきの酒があって、それを紹介したかったのだ。

 

千葉県、君津の森酒造の「飛鶴 原酒 しぼりたて生酒」、これがおいしい。
もう、4、5年前、卒ゼミ生が飲み会にやってきて、置いていったのが、この4合瓶。ラベルはなくて新聞紙に包んであった。これが、おいしかった。


ただし、万人向けの味ではなく、ちょっと癖があって、コクがあって、個性的なのだ。まあ、好きか嫌いか、はっきりと分かれる酒だと思う。


ぼくはこれがとても好きで、この頃になると、1升瓶を3本くらい送ってもらう(たくさん頼んでも冷蔵庫に入らない)。ただ、9月か10月にはなくなってしまうので、それが残念。


注文するときには、一緒に、「飛鶴の粕漬け」も注文する。奈良漬けはちょっと甘いんだけど、ここの粕漬けは、きりっとしていて、とてもおいしい。酒の肴にも合う。


日本酒のお好きな方は、「飛鶴 原酒 しぼりたて生酒」と、ここの粕漬けを試してみてほしい。


2017/3/16(木)

日本翻訳大賞も今年で3年目。
昨年までは中間報告会として代官山で行っていたものを、今年からまったく違う形で行うことになりました。

 

翻訳ナイト:第一夜「翻訳したい本・翻訳する本」


2017/03/31 (金)
19:30 - 21:30

 

ぜひ遊びにきてください。
以下、サイトからの引用です。

 

その年に発売された翻訳書の中から最もおもしろい作品を決定する日本翻訳大賞。 第三回大賞発表を前に「翻訳ナイト」を開催! 翻訳を審査する難しさ、翻訳の醍醐味、楽しさ、難しさなど、 翻訳や小説に興味がある人にとって刺激的な話になるでしょう。
出演は、日本翻訳大賞選考委員であり翻訳家である金原瑞人、岸本佐知子、柴田元幸、松永美穂、西崎憲の各氏。司会進行はデジタルハリウッド大学客員教授の米光一成でお送りします。


2017/3/13(月)

金曜日からゼミ合宿。ここ数年、提出される作品の点数が増えるとともに、1作品の分量が多くなってきていて、かなりしんどい。単行本1冊くらいの分量のものはあらかじめ読んでいって、残りは、合評会の合間に読んでなんとかしのいできたのだが、それも難しくなってきた。両面印刷でプリントアウトしても、全部重ねると軽く10センチは超える。


とはいえ、毎回、いくつかはおもしろい作品があって楽しい。

 

定年まで、そう長くないので、あと、何年、ゼミを続けるんだろう、などと考える今日この頃。
左脚、まだ痛いしなあ……。

 

ところで、今日、「BOOKMARK」のスタッフの中村久里子さんから、アンケートをまとめたものが送られてきて、読んでいたら、次のようなものがあった。


「イタロ・カルヴィーノ(ずーっと昔から) 『まっぷたつの子爵』『木のぼり男爵』が、児童書の体裁で出るとよいのにと前から思っています。」

 

おお、やっぱり、そういう人、いるんだと思って、うれしかったのでご報告。

 

それから、ついでながら、カルヴィーノのファンタジー〈我々の祖先〉三部作、『不在の騎士』『まっぷたつの子爵』『木のぼり男爵』が、白水社のUブックスから出ます。米川良夫訳。『不在の騎士』は3月15日刊行です。児童書ではないけど、ヤングアダルトむけにはぴったり。

 

ぼくもこの三部作は大好きで、何度か読み返していたんだけど、1社からまとまって出るのは今回が初めて。白水社、快挙!
そして、なんと、3冊とも帯文は、金原が担当。

 

まずひとつめは、こんな感じ。

「指輪、ナルニア、ゲド、どれも世界を語るに足りないと思っている人への贈り物!
これでだめだったら、ファンタジーに絶望していい」

表紙もかっこいい!


2017/2/24(金)

日本翻訳大賞、いよいよ、検討する作品が15にしぼられて、審査員5人がいま各6冊を読んでいるところ。
はっきりいって、分量、多過ぎ……なのに、なぜか、ほかの本も読んでしまう。


ずっと前から気になっていた吉村萬壱の『ボラード病』が文庫になったので、つい。
すごい。日本人必読! 
最後の最後まで暗くて、最後はこうなるんだろうなという予想のまま終わるんだけど、最後の1行は、胸が詰まってしまった。
いとうせいこうの解説もすごく力が入っていて、素晴らしい。

 

東日本大震災後の社会そのものの硬直、痙攣を小説でしか出来ない方法で描いた作者は、作品が「戦前」へ転がるように近づく一国の核心までつかむことになるのを果たして望んでいただろうか。そこまで「病」が進むのを。

 

さて、赧郡果蕕気鵑らのお知らせです。
毎年恒例の、はなやぐらの会。ぼくもいく予定です。

 

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みなさま

 

もう3月ということが未だに信じられない今日この頃です。
いつもお世話になり、ありがとうございます。
2月は、お弟子さんのおさらい会も大盛況、お料理&乙女文楽も完売、定例公演も嵐の日と思えないたくさんのお客さまのおはこび、
まことにありがとうございました。

 

さて3月のご案内です。
その前に
★おかげさまで4月16日「はなやぐらの会」のチケットがかなり少なくなってきました。ご予定してくださっている方がいらしたら、お早目に、紀尾井ホールチケットセンター(03-3237-0061) 、義太夫協会(03-3541-5471)までお申し込みをお願いいたします。

 

・3月1日(水)【第2回のうじょぎろう】能・女義・浪曲をコラボではなくそれぞれを一つの会で楽しむ、元は浪曲の奈々福さん企画の画期的な会です。当日券あり。
・3月13日(月)〜18日(土)【一糸座と乙女文楽の共演】乙女文楽の部に出演します。
熊本八千代座、佐賀県立美術館ホール(なんと隣で池田学展!ラッキィ〜!)、福岡ガスホール、福岡黒崎ひびしんホール、出雲うらら館だんだんホールと回ります。お近くのかたぜひどうぞ。お知合いの方にもどうぞお勧めくださいませ。
・3月20日(月・祝)【女流義太夫3月公演】道行初音旅のシンをつとめます。祝日のため昼公演。
・3月26日(日)【奈佐原文楽・女流義太夫共演会】栃木県鹿沼市の郷土芸能である奈佐原文楽のお手伝いに。

 

★詳細はこちらのカレンダーよりご覧下さい→http://tsuruzawakanya.com/schedule?month=3&year=2017


女義でも後輩がインフルエンザに罹患、花粉も襲来。皆様くれぐれもご自愛くださいませ。

 

鶴澤寛也http://tsuruzawakanya.com/
Facebook、Twitterも「鶴澤寛也」でやっております♪

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2017/2/19(日)

昨日、「人文学の学校 KUNILABO 創立1周年記念イベント」に呼ばれて講演を。
KUNILABOというのは、一橋大学の若手教員が中心になって運営していて、理念は以下の通り。

 

「経済のグローバル化が進む中で、直接職業に結びつく教育が重んじられる傾向がありますが、職業生活においても家庭生活においても人間と人間の関係が基本である以上、人文学をつうじて人間について深く学ぶことは依然としてとても重要であると考えています。」

 

いくつかの講座を開いていて、2017年4月期では以下のようなものが準備されている。ほとんどが19時から、90分×4回。定員20名。料金8,000円。

 

ホルクハイマー&アドルノ著『啓蒙の弁証法』入門
日本美術における鳥の表象──正倉院から江戸琳派まで
バタイユ入門
文学理論入門
革命前夜のパリ──「世論」誕生からみる権力イメージの変化
ラテン語に触れてみる
温泉地から見る近代日本
ヘーゲル『精神現象学』「意識章」を読む(これだけ8回、12,000円。19時半から)

 

ちょっと専門的な領域への入門といった感じの講座で面白そう。なにより、若手の教員がこういう形で国立で、大学人と市民が共に学び合う場を作ったというのが素晴らしい。HPで詳しく紹介されているので、興味のある方はぜひ。

 

ここに呼ばれて講演をしたのだが、そのあと一橋大学の新聞部の取材があって、そのとき部が発行している冊子「Hit-You」をもらった。これが学生視点で編集された、いい感じの冊子で、とくに「大西さん、ぼくたち「貧困」なんですか?」という取材記事がおもしろい。

 

『すぐそばにある「貧困」』を書いた大西連へのインタビュー記事。本人が高校を卒業して、飲み屋やバーで接客のバイトを始め、そのうち偶然、炊き出しのボランティアに誘われていって、やがて「自立生活サポートセンターもやい」(生活困窮者の支援活動を行っているNPO)の2代目理事長になる経緯も興味深い。次のような発言を読んで、ほんとにそうだよなと思った。

 

・優秀な子ほど選択肢って少ないんだよね。プライドもあるし、例えばコンビニのバイトで一生食っていくって選択肢はないわけ。文系・理系すら選べなかった僕は、とりあえず大学には行かずに、自分に何ができるか、自分の存在をなにもない状態で見ようと思ったの。

 

・「自立」って別に1人で生きていることじゃなくて、むしろいろんな依存先を持っていて、そのつながりを自らの主体性で作っていける状態だと考えています。

 

・逆に質問するけど、将来の生活に不安感じたりする?

 

──不安ですね。親の介護で働けなくなったらどうしようとか、ブラック企業でこきつかわれたら、とか。

 

あなたたちが不安だったら、残りの人たちはどうしたらいいわけ? だってさ、一橋の学生って、客観的にはエリートなわけじゃん。その人たちが不安を抱えているってことは、これはかなり深刻だよね。

 

・価値観と現実社会が変化するスピードが違う中でどう対応するかが大事なんだけど、せめてもうひとつ心の置き所、違う価値観を持っているだけでも変わってくるはず。「これをしないと生きていけない」という状態はよくない。

 

この冊子、その他、いかにも大学生っぽい、かわいい記事もあり、じつによくできている。
『すぐそばにある「貧困」』、買いました。


「BOOKMARK」の共同編集者、三辺律子さんが朝日カルチャーセンターで「児童文学の歴史と現在&翻訳ワークショップ」を開きます。前半は講義、後半は翻訳のワークショップという2部構成。
3月20日(月) 13:30-16:30
児童文学に興味のある方、翻訳に興味のある方に、お勧めです。
詳細は朝カルのHPを。


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