2019年1月21日

この冬、高校卒業以来初めてインフルエンザの予防接種をしたら(じつはもう1回だけしてるのですが)、今日、生まれて初めてインフルエンザにかかって、ダウン。かかりつけの内科にいくと、インフルエンザの薬の一覧があったので、いちばん新しいゾフルーザ錠というのを処方してもらった。これはいままでの薬とちょっと効き方がちがうらしい。熱は8.6度まで上がって、そろそろ下がってくれるとうれしいなと思っているところ。
ところで、申し訳ありません。
1月23日(水)、19時からのイベント、中止になりました。
30年以上、講演やイベントをやってきましたが、ぼくのせいで中止になったのは、おそらく初めてだと思います。
情けない。
どうぞ、みなさまも、お体にお気をつけて!
とかいっても、かかるときはかかるんだよなと思う。
しかし、これがインフルエンザかあという感慨もあり、まあ、いいか。


2019年1月12日

『新興俳句アンソロジー 何が新しかったのか』(現代俳句協会青年部編、ふらんす堂)がおもしろい、すごい、すばらしい!
「新興俳句」作家44人を取り上げ、それぞれに5ページくらいの解説があって、注目すべき句100句をそえてある。収録されている句だけで4400。それを読むだけでも(有名な句もある一方、知らなかった……けど、声を上げたくなるほど素晴らしい句も多数あって)、発見に次ぐ発見。昭和の一時代に、こんな句が!
「新興俳句」とか、偉そうに書いてるけど、ぼくはいままでその名称と創始者、水原秋桜子くらいしか知らなかった。その歴史も前書きでじつにコンパクトにうまくまとめられているし、44人についての解説もそれぞれに個性的ながら、伝えたいことがしっかり伝わってくる。力の入った紹介文はどれも気持ちがいい。帯文によれば、2、30代の人たちが中心になって作った本とのこと。
こんな若者が頑張っている俳句界、これからが楽しみだ。


取り上げられている44人について少し書いておこう。
石田波郷、加藤楸邨、西東三鬼、橋本多佳子、東鷹女、水原秋桜子、山口誓子といった有名な人以外、ぼくは知らなかった。喜多青子、芝不器男、永田耕衣、吉岡禅寺洞など30人以上の、知らなかった句に出会えたことがうれしいし、選ばれている句が――もちろん好きな句も、「?」と思う句もあるけど――100句でもって大きな存在を感じさせてくれるのもうれしい。


いま波止影夫(269ページ)まで読んできて、「この海に死ねと海流とどまらず」という句に出会ったところだ。この人の解説に、次のような記載がある。
「昭和一五年二月一四日、平畑静塔ら「京大俳句」のメンバー八人が突如検挙された。「京大俳句」事件である。この八人の中には、当時二九歳だった影夫がいる。影夫はおよそ一年間の拘置所生活を経て、翌昭和一六年初め、仁智栄坊、静塔とともに懲役二年、執行猶予三年の有罪判決を受けた」
ちょうど、昨日観た試写会が、ジェイムズ・ボールドウィン原作の『ビール・ストリートの恋人たち』だった。主人公の黒人の青年がえん罪で投獄される。


また、「陸軍の学徒兵として中国に出征」した鈴木六林男の句も印象的なものが多い。
・失語して石階にあり鳥渡る
・かなしければ壕は深く深く掘る
・秋深みひとりふたりと逃亡す
・遺品あり岩波文庫「阿部一族」
・射たれたりおれに見られておれの骨
・暗闇の眼玉濡らさず泳ぐなり
・全病むと個の立ちつくす天の川
・わが死後の乗換駅の潦(にわたずみ)


あと、佐藤鬼房。
・切株があり愚直の斧があり
・ひでり野にたやすく友を焼く炎
・死が見えて死後が見えざる黴の夜
・馬の目に雪ふり湾をひたぬらす
・砂礫吐くミキサーにどんづまりの冬陽
・泥の浅利よいま叫ばねば鬱血す


あと、桂信子。
・雪たのしわれにたてがみあればなほ
・海を視る海は平にただ青き
・木漏れ日のむらさき深く時雨去る
・閑暇憂し金魚は昼の水に浮き
・傘ひくく母の痩せたる夏野かな
あと……いくつもここに書きたい句があるけど、とりあえず、このへんで。昨日からずっとこの本を読んでいる。解説は難なく読めるけど、2ページに100句詰めこまれているので、目が疲れる。かといって、いちいち眼鏡をかける時間が惜しい。
あとがきによれば、「戦前の同人誌が中心となる新興俳句運動は、とにかく資料が手に入りにくい」とのこと。その資料の探査から始めたという、このアンソロジー、俳句に興味のない人にもおもしろいと思う。
とくに、図書館には絶対、入れてほしい。そして、この本を中心に俳句のコーナーを作ってみてほしい。


2019年1月11日

今回の風邪は、引き始めに2日間ほとんど死んでいたため、回復も早く、軽い後遺症を残すのみになってます。それにしても、なんと4日間、禁酒が続いてしまって、反省しています。ただ、そうでなくても遅れている仕事がまた遅れてしまって、昨日なんかかなりてんぱって仕事してました。が、こういうときにする仕事というのは、ハイペースで進めることのできる翻訳とかばかりで、じっくり読んで書くエッセイとか本の解説なんかは無理。こちらのほうが、じつは急がなくちゃいけないのに……。
などという、ぼくの辛気くさい話は置いておいて、赧郡果蕕気鵑らのお知らせです。歌舞伎のツケ打ち体験ができるなんて、いいなあ。アメリカかどこかでの歌舞伎公演で、日本ではやらないカーテンコールをやったとき、役者や楽器の演奏者がステージに並んだところ、「木で床をかんかん叩いてた素晴らしいパーカッショニストがいないじゃないか(うろ覚えなので、かなり脚色してます)」といわれて、ツケ打ちの人も呼ばれて出ていったというエピソードをどこかできいたか読んだかした覚えがあります。


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みなさま
良き新年を迎えられたことと存じます。
昨年中は大変お世話になりありがとうございました。
本年も色々な仕事をやらせて頂きます。まずは放送からです。どうぞよろしくお願いいたします。

・1月12日(土)11時 「邦楽百番」 NHK-FM
「嫗山姥」廓噺 駒之助・津賀寿・寛也 ツレを弾かせて頂いています。※再放送1月13日(日)5時(朝の5時!)
https://tsuruzawakanya.com/schedule/show/1104

・1月13日(日)13時 「第5回弓弦葉の会」 紀尾井小ホール
「一谷嫩軍記」組討 越孝・寛也 / 「東海道中膝栗毛」古寺 越孝・寛也・津賀花・八王子車人形 西川古柳座 ※弥次喜多は車人形出演で楽しいです。https://tsuruzawakanya.com/schedule?month=1&year=2019#schedule1080

・1月20日(日)13時半 「女流義太夫初春公演」 日本橋亭
「釣女」綾之助・寛也ほか
https://tsuruzawakanya.com/schedule?month=1&year=2019#schedule968

・2月11日(日)13時 「第17回鶴澤寛也一門おさらい会」 ほり川
うちの三味線のお弟子さん達のおさらい会。綾之助、土佐子、越孝の三師が語って下さいます。私もサポートで一つ弾きます。無料、茶菓付。
https://tsuruzawakanya.com/schedule?month=2&year=2019#schedule1102

・2月21日(木)18時半 「女流義太夫2月公演」 国立演芸場
「伽羅先代萩」御殿 土佐恵・寛也
https://tsuruzawakanya.com/schedule?month=2&year=2019#schedule1090

・2月22日(金)19時 「附けの會 女流義太夫の世界を知る」 浅草公会堂第2集会室
越孝・寛也 ※歌舞伎のツケ打ち、山徹さん主催の会。演奏・レクチャー・ワークショップ。ツケ打ち体験もできるそうです。
https://tsuruzawakanya.com/schedule?month=2&year=2019#schedule1092

◇前売情報
・4月7日(日)14時 「第17回はなやぐらの会」 ☆好評発売中!
https://tsuruzawakanya.com/schedule?year=2019&month=04#schedule1034
・4月23日(火)14時 「 第2回女流義太夫と上方舞」 ☆好評受付中!
https://tsuruzawakanya.com/schedule?year=2019&month=04#schedule1087

どうぞお誘いあわせてのご来場をよろしくお願い申し上げます。

鶴澤寛也
http://tsuruzawakanya.com/
Twitter、Facebookやってます♪ Instagram再開しましたが滞っております♪


2019年1月10日

サンノゼにいる角谷くんから楽しいメールがきたのでご紹介します。


昨年末に高校の図書館にサブで行った時に、そこの生徒が本とお菓子の名前で元素周期表を作っていました。それで真似っ子して、うちの図書室にある本で、こんなん作ってみました。ちなみにカリフォルニアでは、五年生で元素周期表をかじるようです。この表にある本を在学中に全部読んだ生徒には景品を上げるようにしようと考え中。

角谷


2019年1月8日

ちょうどこの時期になると、朝日新聞の朝刊に、「月刊住職」の広告が掲載されることになっていて、毎回、かかさず目を通すようにしている。
今回は頭に「寺院の実務報道誌創刊45年目」とあって、特集が「人工知能とお寺……AIは生老病死を救うか? AIが社会を変える訳」。その他、「お寺もキャッシュレスやポイント制に!?」とか「節分行事を成功させる5ヵ寺の実践法」「葬儀はしなければならないか? 十大宗派見解」「兄弟の住職後紛争」「副住職の弟子暴行事件」など気になる記事が満載。この雑誌、いつも気になっていて、見出しだけは読むものの、まだ買ったことはない。うちは神道だし。そのうち一度くらいは買って読んでみようと思っている雑誌のうちのひとつなのだ。
風邪が少しだけよくなって、仕事に復帰しました。


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